ランネットの大会レポに以下のようなレポートが掲載されました。<●以下の記事は1月末でQAコーナーに移転します>
これは、参加者の皆様に我々の目指す心得を啓蒙するのに非常に良い材料と考えましたので、以下に抜粋をご紹介するとともに、これに対する基本的な考え方を表明したいと考えます。
上略・・・あまりにもコースの誘導の矢印等が不親切なため報告させてもらいます。
普通ランナーは左を走るのになぜ右ばかりに書かれているのか?
それも小さい字で必ず分岐を越えてから書かれています。
分岐の手前で書けば間違わないのに必ず通過してから記入されているのは何故?
また何カ所も表示のない所がありました。
どう考えてもランナーの目線にたった運営をしてるようには思えません。・・・以下略

●個別的にはさまざまにあるのですが、当クラブのイベントは、いわゆる一般のマラソン大会ではありません。公道を走るイベントです。一時的にはどうしても環境に影響する行為であり、マナー、安全と節度が求められます。
●所謂、公のマラソン大会などで進行方向がわからなければ、私でもイラッとすると思いますが、マラニック・トレイルというのは、そのあたりの考え方は真逆です。
●今回の山の辺では、ハイキングコースですので、マラニックという設定でしたが、通常、我々がおこなっているトレイルの概念は、ルートと通過ポイント、ゴールが示されれば、ここをいかにして攻略するかというのが参加者の楽しみの部分でもあると考えています。
●とはいうものの、恥ずかしながら、主催者自身は、地図とコンパスをもって道なき道を進捗するというようなハードなトレイルランの経験もスキルもありません。本来のトレイルの真似事に近いかもしれません。
●走る・・・ということに関しては、楽しみ方はさまざまですが、山谷・渓谷・里山やハイキングコースを巡るのも楽しいですよ・・・ということを伝え、共感していただければうれしく思います。
●当クラブでは、必ず、ルートラボと試走レポートでルートをあらかじめガイダンスしています。それが、十分ではないことは承知していますが、予習をしていただいていれば、イベント本番では修正が可能と考えています。
●消石灰の→は、状況によりますが、無粋なものでもありますので、主催者の判断で設定したり、しなかったりということはあります。
●また、できるだけ小さくということも意識しています。いずれ消えるものではありますが、イベント満了後、3日以内に降雨がなければ、消しに行くということも実践しています。<今回は1月6日に消去しました>環境の原状復帰は主催者の責任と考えています。
●ので、本線・道なり・まっすぐの場合は設定しないことが多いです。
●分岐の後に目印を入れているのは、それが確定進行方向になるからです。走る方向を示すというよりも、この道で大丈夫ということを伝えようとしています。設定する立場になればわかるのですが、分岐の前の目印には、どうしても進行方向に冗長性が残り、かえって不安になると推測します。走りながら瞬時に認識するのは難しいケースも多々ありますが、概ねは分岐点から見える位置には設定しています。
●あと、一般の方には常識と思われますが、この方について申し上げれば、ランナーは道路交通法上、歩行者になります。人は、走っていようと、立ち止まっていようと、屋外の公道上では、歩行者です。ので、右側通行をお願いしたいと思います。普通ランナーは右側を走るものと認識しています。
●上、ご批判に対し、感情的になっているわけではありません。改善の要望がありましたが、以降もこのあたりは変わりません。また、大会レポに投稿いただきましたことには心より感謝いたします。さまざまなご意見をいただき、参加者の想いを受けとめることは、今後も重要なファクターと考えております。
●参加者自らが、事前にできる限り攻略法を考えるということが、必要でもあり、また、そのこと自体を楽しんでいただきたいと切に希望します。
ギザハウス ランニングクラブ

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