GIZAHOUSE RUNNING CLUB

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bear-bellは「熊除けの鈴」のことです。「熊除けの鈴をつけましょう運動」でもいいのですが、カタカナの方がシンプルで浸透しやすいと思い、「ベアベル運動」とし、広く提唱していくこととしました。
運動の主旨は難しいことではありません。トレイルランナーはハイカーとの衝突等の人身事故予防のため、山中では「熊除けの鈴」を身に着けて、自身の存在を知らせる・・・というものです。
けっして熊を意識したものではありません。
主催者としましては、車のシートベルトのように、ランナーが山中で走る場合は、「熊除けの鈴」を携行することが常識になるように啓蒙活動を続け、広めていただきたいと希望します。

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主催者自身の経験ですが、山中で他のランナーと出会いがしらに衝突しそうになったことがあります。おそらく競技としてトレイルランをされているエリートの方と思いますが、視界のきかないなだらかな斜面で、ヒヤッとした体験でした。
ふつうなら、足音でわかる場合が多いのですが、風が強く、木々が轟々とざわめいているような状況でした。加えて、エリートランナーの軽いステップは、ほとんど聞き取れないと感じました。
もしも「熊除けの鈴」を携行していたらどうでしょうか? すくなくとも視界に入る前に人の存在を認識できたと思います。もちろんコレが100%事故を回避する有効な手段とは思っていません。

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トレイルランニングの人気が徐々にたかまりつつある中で、山中では、トレイルランナーはすべての人々に受け容れられているわけではないことは皆さまには承知されていることと思います。
特に、日頃からトレッキングやハイキングを愛好する方々にとり、しばしばトレイルランナーは迷惑な存在として指摘されることが多いように思います。
主催者自身は、山中では挨拶をすることにより、大方のハイカーには挨拶を返していただいており、ランナーの側が高い意識とマナーを守る姿勢であれば、徐々に受け容れられていくものと楽観しています。ただ、挨拶しても無視されることもあるのは確かです。
ただ、ひとつ云える事、またトレイルランナーが認識すべきは、ハイカーとトレイルランナーとの関係は、対等ではないということです。山中では、常にハイカーが優先です。ネットで検索すれば、さまざまなトレイルの心得にもありますが、ハイカーの邪魔をするような行為、或いは、恐怖を与えるような行為は厳に慎むべきと考えます。
当クラブの参加者のみなさまにおいては、このあたりのマナー意識は高く、今のところ、一般のハイカー等とは何ら問題は起こっていないと了解しています。
よって、言わずもがなの当然の事柄ですが、山中で遭遇した人々には率先して、明るく大きな声で「コンニチワ!」の挨拶をすること。危険な箇所、進路が狭い場所では、状況に応じてスピードを落とし、ウォーキングに切り替え、進路を譲るということが重要です。
関西圏の特徴かもしれませんが、このあたり、トレッキングされている方が率先して道を譲って下さり、声もかけてくださる場合が多く、トレッカー、ハイカーのマナー意識も高いものがあります。これらに負けずに、トレイルランナーも、人に対しても、環境に対しても、高いマナー意識を持つべきと考えます。

※大阪では、毎年10月の第2週に「生駒チャレンジ」というイベントが開催されます。「大阪府山岳連盟」の主催によります。このイベントは、トレッキングとトレイルを同じコースを使っておこなうという、かなり滅茶苦茶なイベントで、タイム計測もあるのですが、スタート後は、はんぱない数のトレッカーを追い抜いていき、進路も狭いし、かなり走り辛いのですが、いつも好評のうちに終わっています。こういったイベントの影響もあるのでしょうか、例えば、関東における「鎌倉問題」の何かを知る人も少なく、環境を共有していることに抵抗を持つ方は少ないように感じます。総じて、関西では、状況はより成熟しているのかもしれないと推測しています。

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このあたりは、スキーが盛んな頃、スノーボードが出始めた時の対立の構図に良く似ています。
スキーはいかに安全にマナーを守って楽しむかというレクリエーションであったのに対し、スノボは、いかにトリッキーな技を駆使してかっこよく楽しむか・・・のように当初は考えていました。しかし、競技性の違いはあっても、好き好んで怪我をしようなどという人はいないわけであり、安全に対する考え方は極めて近い、あるいは同じといってもいいのではないかと今は考えています。要するに、異なる形態のスポーツが同じゲレンデを共有するというところで、それぞれが気を遣ってバランスがとれるようになってきているのではないかと思います。今でも頭ごなしにスノーボーダーを毛嫌いする方もいらっしゃいますが、私としましては、現にポピュラーになったスポーツを容認し、上手に付き合っていくことが大事なのではないかと考えます。

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山を愛し、山を駆け巡ることに魅せられた人々・・・私はそのうちのたった1人に過ぎません。1個のトレイルランナーとして、「トレイルランニング」というスポーツが、概ねの人々に、安全で・楽しく・安上がりで・エコなものであると云うことを知っていただきたいと考えています。決して高い位置から物申すつもりはありません。みなさまにご賛同いただき、この「ベアベル運動」がほんの少しでも、その一助になれば幸いに思います。

※PS
上は、一部のハイレベルなトレイルラン、或いは地図と磁石とコンパスをもって進捗するような競技を包含していません。私は、そのようなスキルをもっていません。1500mを越える山に自力で登ったこともありません。

※PS
「熊除けの鈴」が熊に対して効果があるかどうかについてはイロイロ取りざたされているようですが、このあたりは詳しくありません。

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〒518-0642 三重県 名張市 桔梗が丘 西2番町2-11
TEL / FAX:0595-66-2678
栗本 佳憲
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